阿蘇の農耕祭事 国重要無形民俗文化財(昭和57年指定)

稲作の祭りは、季節の推移に稲の生育という条件を加え、儀礼的( 予祝 → 播種 → 田植 → 災除 → 収穫 → 予祝 )に進んで行きます。阿蘇神社をはじめ関係神社の国造神社や霜宮で行われる一連の祭りは、稲作儀礼の典型的な事例として学術的にも高く評価され、昭和57年に国重要無形民俗文化財の指定を受けました。

農耕の開始期に行われる「田作祭(火振り神事)」、田植期の「おんだ祭」、収穫期の「田実祭」など、年間を通じて行われる古式ゆかしい豊作を祈る祭りは、阿蘇の風物詩となっています。